マスタールール4についての個人的感想。
お久しぶりです。
最近は取り立てて記事にするような話題も無いなー、とブログから離れてしまっていました……。
ただ、やはり待っていてくださる方がいることもあり、いつかは再開しなければならないと感じていまして、何かしら話題にしやすいもの、いわゆるきっかけを欲していたのですが……。
きっかけ(マスタールール4)
こんなきっかけなら欲しくなかったです……。
[マスタールール4 における新要素]
・リンク召喚
・Pゾーンの廃止
・EXモンスターゾーン新設
これくらいでしょうか?
それぞれについての説明は不要でしょうし省きます。
それでは解説、と行きたいところなんですけど。
ただ新情報をなぞるだけの解説であれば、既にたくさんの人がやっているでしょうし、今更私が解説してもそれは二番煎じ三番煎じ……となってしまうので、本記事はマスタールール4についての私の個人的感想を書いてまいります。
まず、何より最初に言いたいこととして
「ガセじゃないの?」。
マスタールール4の現在判明しているだけの情報を見る限り、大量の既存テーマが本来の動きを不可能なものとされてしまっています。
いくらルールを見直したとはいえ、今まで築き上げてきたカードプールをぶち壊すようなことを本当にするのか……?というような。
特に(色々と)顕著な例としては【ジャンクドッペル】でしょうか。
《TG ハイパー・ライブラリアン》を中心に連続シンクロを行うシンクロテーマですが、マスタールール4の下では連続シンクロ自体難しいものとなってしまっています。
そもそもEXモンスターゾーンがデフォルトでは1つしかないため、《ライブラリアン》を出したところで連続シンクロが不可能ですし、そうなると《ライブラリアン》を出す意味をありません。
ではどうするか?
『リンク召喚』を取り入れるしかないのです。
しかし、《デコード・トーカー》をリンク召喚したところで出せるEXモンスターは2体。
《ジャンクドッペル》の醍醐味とも言える『デルタアクセルシンクロ』は不可能なのです。
《デコード・トーカー》のリンク先に《ハニーポット》をリンク召喚できればフィールドに存在できるシンクロモンスターは3体に増え、そうすることで『デルタアクセルシンクロ』も可能となる……のですが、話はそう簡単ではありません。
《デコード・トーカー》のリンク召喚条件は「効果モンスター×2体以上」。
LINK:3なので実質「効果モンスター×3体以上」です。
そして《ハニーポット》は「サイバース族×2体」を条件としています。
まず《デコード・トーカー》自体のリンク召喚が難しく、普通のデッキであればリンク召喚にリソースを割いてしまった時点で連続シンクロをするほどの余力が残りません。
続いて《ハニーポット》に関してはもう何とも。
新規種族のためサイバース族を2体揃えるというのはなかなか難しく、リンクモンスターを使用してのリンク召喚でしか現状はほぼ不可能といってもいいでしょう。
しかし、リンクモンスターを使用してリンク召喚が行えるか、というのはまだ裁定が不明なため、それに頼りきったデッキ構築をするのは不安です。
「リンク召喚を使いこなせば融合もシンクロもエクシーズも今まで通りできるよー」みたいな感じの新ルールなんですけど、全然今まで通りできません。
現時点では、裁定次第でできなくなってしまう点が多すぎるため、デッキ構築すらさせてもらえません……。
・まとめた感じの感想
新ルールは環境抑制のためには仕方が無いこと。
ある程度まではプレイヤー側も我慢しなければなりません。ギミックを潰されただけではなく、新たな要素も与えられたので模索するのも楽しいですし。
ただ、現在判明しているだけの情報では、現環境の【十二獣】【真竜】は全くのノーダメージであるため、そこはアレです。アレ。
しかもファンデッキ層へのダメージが深刻です。
特にシンクロテーマ使いはもう引退を決めた人も私の周りには結構います。
《コズミックブレイザー》なんてカードを貰って沸き立ち、それからまだ1ヶ月も経っていないうちに絶望の底に突き落とされたのですから仕方ないことです。
ただ、公式にはそういったプレイヤー達へのケアもしっかりして頂きたいなあ、と切に願うばかりです。
久しぶりに記事を書いたため文章がアレだったりアレだったりするんですけど、久しぶりなので許していただきたいです。ごめんなさい。
【追伸(?)】
私は最近【インフェルニティ】を使っているのですが、マスタールール4を受けて一時は引退を覚悟しました。
【IF】も【ジャンクドッペル】に負けず劣らずのシンクロソリティアテーマですし、マスタールール4での色々を考えてみると、この先もやっていける気がしなかったためです。
ただ、「せっかくの良いテーマなのにルール改訂ごときで死んでたまるか」との必死の思いで色々模索した結果。
「リンクモンスターが破壊されてもリンク先のモンスターは破壊されない」という前提の下でなら、文字通りの『デルタアクセルシンクロ』が可能であることは確認いたしました(しかも成功率はマスタールール3の頃とほぼ変わりません)。
ついでに、画像の《ジェット・ウォリアー》は自身の効果によって墓地から蘇生されているため、まずリンクする必要もありませんから、リンクモンスターを破壊せずにリンク先に《源竜星 ボウテンコウ》をシンクロ召喚することによって、裁定面での不安なしに《シューティング・クェーサー・ドラゴン》などのデルタアクセルシンクロモンスターをシンクロ召喚することも可能です。
「どうやったって、俺達は新ルール改訂から逃げることはできない。
だったら、リンク召喚で満足するしかねぇ!!」
そんな鬼柳さんの言葉が聞こえてきそうな感じです。
今までの私の【IF】の常套盤面であった
《クリスタルウィング》+《オーガドラグーン》+《インフェルニティ・ブレイク》複数枚
も、リンク召喚を使えばあまり難しくありませんしね。
このように、新ルールでも新たな活路を見出すテーマもあり、一概に新ルールで既存テーマがほとんど死んだー、と言うのもアレなのかも知れません(語彙力不足)。
実際《ジャンクドッペル》使いの友人も「クェーサールートはまだある」と言っていましたし、まだデッキとしての動きは死んでいないようです。
もちろん、今回の新ルールは正直なところ歓迎できるものではありません。
環境抑制のためには仕方の無いことかもしれませんが、その抑制しなければならない環境を作り出したのは他でもないKONAMI自身なのですから。
ついでに4月規制で【真竜】【十二獣】が生き延びれば、「新ルールで死んでないのに~」とプレイヤーの不満も爆発することでしょう。
ですから、KONAMI側にもある程度の救済措置をする義務はあるように感じられます。
今回の件で割を食ったのはファンデッキ層が大半ですからね。
ただ、プレイヤー側もそれを待つだけではなく、自らのデッキを生かす方法を模索してみるのもいいのではないでしょうか。
今回はここで終わりとします。
今後はまた不定期なりにぼちぼち記事を更新していこうと思います。